変わろう。 変わらない為に。
2017/06/12 Loading

~常に変わり続ける意識こそが持続的繁栄の最大の鍵~


強いから生き残るのではなく、適応するから生き残るのだ。 この言葉は、ダーウィンの進化論を意識しています。単純な「強さ」というだけであれば、中生代の恐竜は非常に強い動物でした。 しかし、彼らは急激な気候変動などに対応することができず、きわめて短い時間で絶滅していきました。 一方、ゴキブリは「弱い」動物ではありますが、3億年前から生息しています。 とにもかくにもあらゆる環境変化に適応しながら進化し、現代にまで生き残ってきたのです。

企業も、どれだけ規模が大きく、一次的な競争優位性を築いたとしても、環境に適応できなければ滅んでしまいます。 米国のビデオ・DVDレンタルチェーンとして最大規模を誇ったブロックバスターは、オンラインDVDレンタル、 さらにはストリーミング配信にビジネスモデルを進化させたネットフリックスのような企業の登場にともない、 その店舗網はほとんど無価値化し、破産してしまいました。 近年の研究によれば、企業がある事業において競争優位を持続できる期間は、 一般に思われている以上に短いことが示唆されています。

つまり、いまは圧倒的なポジションを占めていたとしても、環境に適応できなければ、市場での存在感を失ってしまうのです。

こうした変化こそが常態であり、 つねに環境変化に合わせて(あるいは先んじて)変化するということを愚直に実行できる企業こそが あるべき姿だと見なされるようになってきたのです。

それを実行しようとしているのがゼネラル・エレクトリック(GE)です。 同社はもともとM&Aで大きくなった会社ですが、最近になってプラスチック部門、放送部門(NBC)、金融部門(GEキャピタル) といった主要事業に次々に売却し、事業ポートフォリオをインフラ事業中心に激変させました。

同時に、IT(特にIoT)を戦略の核に据え、 人々のスキルや行動規範なども徹底的に変えることに挑戦してします。数十兆円の企業価値を誇る大企業としては、 きわめて大胆な取り組みといえるでしょう。日本企業にとっても大いに参考になるはずです