見て、感じて、変化する
2017/06/12 Loading

~視覚と心に訴えかけることが人が行動を変える上での鍵~


リーダーシップ論や企業変革論で名高いジョン・P・コッター教授が、 著書【ジョン・コッターの企業変革ノート」の最終章で記したのがこの言葉です。

人に行動を変えてもらう時、 特に慣性の法則が働いていてなかなか変わらない行動を変えてもらう際には、 分析や合理性に訴えかけてもあまり効果がありません。

視覚に訴え、心に訴えかけることこそが、人々の新しい行動を促すカギとなるのです。 劇的で、視覚に訴えかけるものは、人々の注目を引きます。

具体的には以下のようなものです。
▮ 顧客の不満の声を大きく書いた貼り紙
▮ 危機感を醸成するようなグラフ(例:利益率や顧客満足度が右肩下がりになっているもの)、逆に成功を示すグラフ
▮ ステークホルダーからの称賛の声を書いたボード

関心のないところに行動の変化はありませんから、これは非常に重要です。 また、それらは行動の変化を阻害するような感情、現状満足や根拠のない自尊心などを抑制する効果を持ちます。 同時に、それらを見ることで、前向きの感情、情熱やいい意味での自尊心、希望などが生まれてくるのです。

感情に影響があり、心が変わると、人間の行動は変化していきます。 そして新たな行動が次なる結果を生み出し、それがまた可視化されることで、心への働きかけが起こり、 それがさらに次の行動を促すという好循環が生まれるのです。

コッターは、このフレーズを、ある程度大きな組織変革を前提として紹介していますが、 これは小さな職場の人々の行動変化にも応用できます。

「大は小を兼ねる」の言葉通りです。 まずは視覚に働きかけ、そして心に働きかえるという方法は、さまざまシーンで有効と考えてよいでしょう。