キャッシュが王様だ
2017/07/19 Loading

~現金がなければ会社は回らない~


実際の企業経営において、最後にものをいうのはキャッシュ(現金)です。 会社の金庫の中あるいは銀行口座にキャッシュがなくなれば、会社の命運はそこで尽きてしまいます。

キャッシュ重要性を示す例としてよく使われるのが、黒字倒産のケースです。

法人向けのビジネスにおいて、どれだけ売上高が上がっていても、売掛金の回収が非常に遅く、会社に現金が入ってこなければ、 仕入先への支払いもできませんし、従業員に対して賃金を支払うこともできません。結果、P/L上は利益が出ていても、倒産に追い込まれることがあるのです。

中小企業などでは、従業員の給与支払日である毎月の20日や25日、あるいは仕入先への支払いをしなくてはならない月末日などに、一気にキャッシュが減ります。 そこをなんとか資金繰りをしてしのぐことが、中小企業の経営者にとっては大事な問題なのです。

 

ワンモア・アドバイス


日々のキャッシュ、資金繰りにも注目をする必要がある一方で、ファイナンスでは事業性の評価などではキャッシュフローという 概念を用います。キャッシュフローにはいくつかの定義がありますが、最もよく使われている定義は図22のようになります。

▮図22 キャッシュフローの定義

 

 

なお、NPVの計算など、プロジェクトの評価を行う際に用いる概念にフリーキャッシュフローがありますが、 これは100%株主資本で資金をまかなった場合のキャッシュフローを指します。